5:1ヶ月経過


卒煙から1ヶ月経って、皆さんどんな状態になったでしょうか?かなり楽になったでしょうか?それともまだ苦しいでしょうか?もしまだかなり苦しいようでしたら、以下の文章と次の章「1本だけオバケについて」をお読みの上、ご自分の生活環境を見直してみてください。もし逆にかなり楽になっていたら、卒煙はひとまず成功です。禁煙掲示板に興味がなくなってきたとか、禁煙ブログを書く意欲がなくなったとか、ソフトを立ち上げる気が無くなってきたとか、タバコの替わりにしていた代用品に興味がなくなっていたら、この時点で卒煙の第一目標は達成したことになります。卒煙式では、この1ヶ月目までを確実に乗り切ることを第一目標にしています。一般的に最初の1ヶ月を乗り切った人は、卒煙成功率も格段に上昇すると言われているからです。さて次の目標は、卒煙1周年となります。少々長い道のりとなりますが、1年後が目標です。次の章の「1本だけオバケについて」にも書きますが、この1年の間に何度も「吸いたい」という衝動に襲われると思います。1ヶ月を乗り切ったあなたの身体がタバコを欲することはありませんが、あなたの頭の中の記憶はタバコを欲しているのです。この記憶は、そう簡単に消し去ることはできません。ストレスが強くかかったとき。おいしそうにタバコを吸っている人を見たとき。ふと気が抜けたとき。こうした時にタバコを吸っていた記憶が、「吸いたい」という欲求を呼び覚まします。1年かけてゆっくりと、こうした欲求を一つ一つ退けていってください。一つ欲求を退けるたびに過去の記憶は修正されていきます。1年経ったら、卒煙式は修了です。これで、晴れて卒煙となります。
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